㍿こんにちあーりん🌷

妄想創作を業務とする会社です。前四半期も利益は全くありませんでした。

ももいろクローバーZ ASIA TOUR Vol.1 台湾 参戦記 ~ももいろクローバーZを見るだけのために台湾に行って帰ってきた男の記録~

2019年1月26日 台湾 Legacy Taipei 19:00 Start
セットリスト

  1. Z伝説 ~ファンファーレは止まらない~
  2. 『Z』の誓い
  3. クローバーとダイヤモンド
  4. CONTRADICTION
  5. DNA狂詩曲
  6. MOON PRIDE
  7. 走れ! -ZZ ver.-
  8. ニッポン笑顔百景
  9. 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」
  10. ツヨクツヨク
  11. 灰とダイヤモンド
  12. 行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-

アンコール

  1. 笑一笑
  2. あの空へ向かって

その日、仕事に出るのより少しだけ早く起きて僕は家を出た。ももいろクローバーZを見るために。当日の朝に日本を出て台湾に行く。みんな前乗りしてる人が多い中、なぜかそんな選択をした。観光?知らん。名物?知らん。食事?知らん。そんな感じで空港から飛行機に乗り、空港から会場へと特に寄り道することもなくまっすぐ向かった。
Legacy Taipeiに着いたのは16時前くらいだったと思う。そのころには前乗りしていた日本からのオタクや、現地のファンですでに会場周辺はにぎやかになっていた。その周りでもいろいろな催し物が行われていて、ももクロはその中のひとつ、といったような雰囲気すらあった。

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そう、ここは台湾なのだ。周りに日本人のオタクが多いからと気を抜くと聞こえてくるのは中国語だ。てっきり日本のオタクばかりになるのではないかと思われていたけれど、会場周辺のファンの様子を見る限り、半分近くは中華圏からの人かな、と思われた。
アメリカツアー以来の海外でのももクロ。海外の何がいいかというと、熱量だ。いや、日本のライブの熱量もすごいだろ、というかもしれないが、これは体感しないと分からない、不思議な熱量があるのだ。ももクロを肉眼で見たくて見たくて仕方がなかった現地ファン、海外でも構わずももクロを見に行く日本のファン、エネルギーが地底のマグマのように対流し、うねり、混ざり、地表へと駆け上る。それが海外でのももいろクローバーZのライブなのだ。

17時の整列の時間になりかなりざっくりとした待機列形成が始まる。

手持ちのチケットには一応それらしき番号は振ってあるのだが、その番号が19XXといった感じで実に大きすぎて、キャパシティを超えていたのでどういうことか思っていたのだが、この番号をもとに新たにチケットに入場待機番号を書くということをやるらしい。はじめはこれでなにか奇跡でも起きていきなり一桁番号もらえたりしないかななんて夢見ていたがそういうわけはなかった。
入場待機列の形成はそんな番号の振り直しもあり、若干の混乱があったが、エスタシオン長谷川さんが見かねて仕切り始めたところ、まあ、一気に列がするするとできあがっていった。さすがは信頼と実績のエスタシオン。イベント警備と運営のエスタシオンである。台湾のファンはいきなり知らんおっさんが仕切り始めて日本のオタクたちがおとなしく言うことを聞き始めるから何事かと思ったかもしれないが、あの方に逆らうことはももクロを追いかけるうえで絶対に許されない警備のトップであると伝えておけばよかっただろうか。
さて、現地の方と思われる日本語もわかるノフさんの通訳などもあって、その後は混乱なく列形成が終わり、入場時間に。僕はVIPの200番の終わり、ほぼ300番程度のところで会場前1/3のあたりに陣取ることになった。周りには知った顔のオタクばかり。間違いなく優勝が約束されている場所である。
開演を待っていると中国語でなにやら撮影や録音、配信などは禁止だというアナウンスがビジョンに映し出された。何を書いているのかはかなりざっくりとしか理解できなかったが、最後の「即離場」という強い言葉だけはわかった。禁止行為はざっくりとしかわかってないけど、まあ、おそらくこれらに違反したら、僕たちは「即離場」させられるということだけはとてもわかった。
ふと後ろを振り返ると最後方までペンライトが見えた。海外だというのに一般チケも含めてこんなにたくさんのモノノフがいる。それだけですごいことではないか。自分の斜め前には中国語を話す現地の方と思しき集団。後ろからも聞こえてくる中国語。いいね、これが海外公演だ。この雰囲気だ。否が応でも気分が高まる。
青春ツアーでやっていたあーりん先生による笑一笑のフリコピ講座のマネなどをみんなの前でやってふざけていると、前方から歓声が上がり、会場がふっと真っ暗になる。

来る!

あの聞き慣れたovertureのイントロが流れる。一気にペンライトの波が揺れ始める。
「あー!よっしゃももクロ!」
海外公演だというのに一糸乱れぬシンクロ具合。現地の方と思しきノフさんたちも声をそろえて叫んでいるようだ。
「れに!かなこ!しおり!あーりん!いっくっぜっ!ももいろクローバー!」
台湾の地に4人の名前が響き渡る。そう、これだよ、この熱量。ハワイのRepublicで初めて味わった、あの焼き尽くされるような熱い熱い、熱量。思い出した。海外ファンの渇望と、日本ファンの期待がコールを通して正面衝突する瞬間。これだよ。

overtureが終わり、少しの静寂のあと一曲目。イントロの前に「よっしゃやんぜー!」の声が遠くに響き渡るあの曲。

ももいろクローバー…Z!」\てってー!/

Z伝説ファンファーレは止まらないのイントロ。会場のテンションはスタートから最高潮に!「我らはアイドル、週末ヒロインももクロ!」と4人がしゅっと名刺を台湾の人たちに投げた瞬間だ。間奏のアクロバット、土台となり百田さんを乗せることを選んだあーりんに思わず「あーりんかっこいいよ!」って叫んでしまった。日本では絶対に言わないやつだ。当然のように分厚いコールがももいろクローバーZのメンバーの歌声を後押しする。
2曲目は『Z』の誓い。4人になり新しいアレンジが加えられ、より力強い印象になったこの曲。本場の中華圏でまさか「いー!あーる!さん!すー!うー!りゅー!ちー!」とコールする日が来るなんて胸が熱い。ここまでZ、ZとこれでもかとZのつく曲を叩き込み、さあ、次はなんだい?と汗をぬぐうと聞こえてくるトランペットの音色。クローバーとダイヤモンドだ。
「笑顔と歌声であなたにもっと伝えたい」のあとの「ありがとう!」の大合唱。そう、今日もここにももクロとしていてくれてありがとう。クローバーはダイヤモンドを頼りに今日も海原を航海する。星のない大空でもその道を示すダイヤモンドの光の一つに僕はなれているだろうか。わが道を堂々と、揺るがない心と力強く拳を振り上げるあーりんの光の一つになれているかな。そんなことを思いながらサンバのリズムに体を揺らしていた。

ここでMCがあるのだが、彼女たち、現地のノフさんのためにいろんな中国語を覚えて披露していく。僕にはその言葉の意味が全く分からないのだけれど、彼女たちが言葉を発するたびに盛り上がる現地のノフ。きっといつものように好きだのなんだの言って、台湾の人たちを片っ端から落としているんだろう。わかるぞ。そういうことだろ、うんうん。と言葉の意味は分からないけれどひとり納得しながらMCを聞いていた。
MCの後で「まだまだ盛り上がっていきましょう。CONTRADICTION!」と百田さんが言った瞬間に会場のモードがふっと切り替わった。予告を受けていながらもあのイントロはぶち上がる。
それは世界共通なのだ。100%優勝確定のCONTRADICTIONに続くはDNA。こんなのずるい。もうね、優勝アンド優勝。わかる?ダブル優勝。わかんない?おれもわかんない!でも、そういうこと!わかって!
ここで、軽く百田さんが「アニメの曲やります」的なMCを挟んで響く「ムーンプリズムパワー!メークアップ!」の声。MOON PRIDE!助かります!周囲がイエタイ勢のなか気張って\ムーンプリズムパワー!/を打ってきたよ!ほんとにこの曲は強い。そりゃあそうだよね。セーラームーンだもん、グローバルに人気の高いセーラームーンだもんね。

からの走れ!ZZver.
なにがすごいって、台湾なのに響き渡る「あーりんわっしょい!」ね。もちろん半数近くが日本から参戦ってこともあるのは否めないけれどさ、それにしてもだよあのコールの大きさ。現地の人たちが「あーりんわっしょい!」って言いたくて覚えて言ってるのかと思うと、それだけで胸が熱くなるよね。中国語では阿玲って書くみたいだけどね。あーりんわっしょい!お約束のみんな一緒に歌ってくださいからの暗転ペンライトも世界共通でばっちり決まって、最高の走れ!だなあ、と余韻に浸っていると、おや?ももクロのようすが……
4人が距離を置いて正座をした。そう、わたしはじょしらくをあきらめません!ビジョンに映るじょしらくのop映像とともにはじまる寿限無。「ニッポン笑顔百景」だ!尻ポケットに入れておいた扇子を取り出す!このためだけに私は扇子を持ってきたといっても過言ではない。最高のセンスだ。っつってな。扇子とセンスな。笑えよ。台湾だったら爆笑だぞ。わかんないけど。
笑顔百景はとてもいい。なんか知らんけどとにかく笑っとけっていうシンプルな歌詞がどこまでもまっすぐに底抜けに明るく響き渡るからだ。扇子を広げて振り上げながら踊るだけで、いろんなことを忘れて楽しくなれる。まあ、おれ、じょしらく見たことないんだけどな。
続いての曲は猛烈。あれだけアゲておいてまだアゲるんかい!たまらんな!
広いスペースを活かしてガンガンに甘いフリコピをしてると、ちょんちょんと肩をたたかれる。振り返ると知り合いが「猛烈、サークル」とひとこと。わかった、と目で答える。そして、間奏。満を持しての猛烈サークル。どうやらここで立ち位置が微妙に変わった僕は誰かを3マス戻してしまったようだが、まあ、そんなことはどうでもいい。誰があーりん推しの巨躯やねん!圧倒的に正しい!間違ってない!
この日のしおりんはちょいちょいいろんな間違いをしてたんだけど、猛烈の最後で4人が横並びで空を見上げるのに、縦並びと勘違いしたしおりんが一人ですーっと座り始めて、「あ、違う!」ってなってしまったのがとても面白かった。もうごまかしきれないほどの間違いをすると人はあそこまで潔く笑えるんだな、と感心した。それもあって猛烈の後はいつもの静かな余韻とは違う不思議な盛り上がりの空気に包まれていた。

この辺でMCだっただろうか、ちょっと自信がないが、台湾おススメグルメの話になって、大きい鶏の唐揚げ「雞排(チーパイ)!」の声に、あーりんが「ちいぱい?」と百田さんの胸を指さしながら言ってたシーンはとても強烈に覚えている。百田さんが苦笑いしながらつっこんでいたっけな。MCの場所間違えてたら勘弁な。どうしても伝えたかったんや。

ツヨクツヨク。気志團以来かな?楽しいテンションのまま「あー!よっしゃももクロ!れに!かなこ!しおり!あーりん!いくぜ!ももいろクローバー!れにちゃんイェイ!」に突入。台湾の人たちもももクロMIXからのれにちゃんイェイをがっちり決めてきてて、ほんとどこまでお前らももクロ好きなんだよ。俺の方が好きだけどな!という謎の対抗心を燃やしながらタオルをぶんまわしていた。

ここまで盛り上がりを見せていた会場に、ストリングの音色の糸がピンっと張られる。灰とダイヤモンドだ。思えば4人になり青春ツアーで初めてお披露目されてから、何度となく歌われてきた曲。ももクリのあーりんの歌声を聞いて、もう、この曲のあの部分は誰が何と言おうとあーりんのものになったと僕は確信していた。その曲が、台湾で聞けると思っていなかった僕は、すっとペンライトを下ろして直立で、まさに地蔵スタイルで聞き入っていた。ほぼあーりんゼロズレの位置にいたので、なんの小細工もなく、ただひたすらにあーりんの顔だけを見つめていた。とても素敵な表情だった。4人になって、歌詞の意味がより一層強くももクロとリンクするようになったこの曲を歌う。今までは砂にまかれてものパートの存在に強い緊張を隠せないあーりんの表情も前よりほどけたような気がしている。僕は、ここで「まかれたぁーーー!」なんて野暮なことは言うつもりはない。ただその砂塵の中に静かにたたずみ、嵐を鎮めるかのように大切に歌うあーりんの姿をひたすら見つめていたいのだ。聞けば上海では桃色空とチェンジしていたとのこと。上海を見ていない自分は、個人的には台湾が灰ダイでよかったと思っている。
と、急にここで流れる怪盗少女の「Yes!Yes!We are the ももいろクローバー!」
なんだろうね、この曲、やっぱ最強だね。いや、みんなテレビに出るときに怪盗を歌うと「またかよ」なんてブツクサ言ったりするじゃない?でもね、そうなる理由、わかるの。なんでってさ、それまでコールも控えめで、ペンライト控えめに振ってた台湾の人と思しきノフがね、怪盗始まった瞬間に「フォーーーーーーーーーーーーー!」って声を上げたわけよ。そりゃあそうよね。日本でも世間的にはももクロと言えば怪盗少女みたいなとこあるわけだし、それってやっぱり世界共通なんだね。しかもさ、12曲目。じらしにじらされて1時間近くよ。そりゃこうもなるよね。大天使様口上が台湾の夜空に響き渡る快感はマジで半端ないよ!
さて、これで本編終了。あれ?待って。中華圏だしさ、あれやらないの?あれ。ってみんな思っていた曲。それをみんな熱望するようにアンコールの声が響き渡る。大箱のライブではここで延々とアンコールを打つことになるが、さすが海外。ももクロさんもいつも以上にやさしいので、さっと出てきてくれるのだ。まあ時間の都合があるとかなんとかかんとか大人の事情的な話はするな。ももクロさんがやさしいからだ。
そしてアンコール一曲目。待ってました!笑一笑!現地の人のめっちゃくちゃいい発音の「しゃおいーしゃお!」を聞くことができたよ!ありがとう!この曲をバックにビジョンに流れるのはなぜかクレヨンしんちゃんの映画の予告編wwwww。まさおのどアップがももクロを見ていても気になるほど違和感がすごかったよ!でも、あーりん先生の教えの通りサビはきっちり「えが、おの、きず、なお、ぐーぐっぐー!ひか、りの、ほう、へと、ひくっひくっのばすー!」って感じでフリコピしてきたよ。見えてたかはわからないけど、あーりんに見られても恥ずかしくないくらいにはちゃんとフリコピしてたよ!
そして最後は、あの空へ向かって。
この曲は本当に海外で歌ったときに半端なくよさが増す。だってさ、間奏でおれたち「世界のももクロナンバーワン!」って叫ぶじゃん?叫んでる場所、日本じゃないじゃん?そう、一気にこのコールの説得力が増すんだよ。いや、さすがにナンバーワンは言い過ぎやろとか変に冷めた目になるな、バカ!いつでも俺たちにとっては世界のももクロナンバーワンだろ?誰が何といっても。それがさ世界のいろんな国で響き渡るんだよ。世界のノフたちと一緒に叫べるんだよ。めちゃくちゃ最高のことじゃん?ってことなのよ。
いつまでもこの曲の余韻が残る中、僕たちは一度会場を出ることに。
退場しながら、「やすさん、今日もいっぱいあーりんかわいいよって言ってましたね!」って言われたので、「そうね、3回ぐらい言った!どうしても言いたくて!」って返したら、場の知り合い全員に「おぬし正気か。3回しか覚えておらぬのか。おぬし、とうとう気を違えたか」という感じのことを言われ、自分では3回くらいしか言った記憶がないのがとても恐ろしくなった。あーりんがかわいいのがいけない。いや、いけなくない。かわいくていい。そのままでいて、あーりん。君は悪くない。ごめんあーりん。なに言ってるかわからないけど、ごめん。

再入場してVipイベントに突入。Vipイベントは3部構成で、1部は日本人以外のノフからの質問にももクロが答えるコーナー。そこで手を挙げた赤推しの男性が、逆に百田さんに「なんで知ったんですか?私推しですよね?どこがよかったんですか?」と問い詰められ、精一杯の日本語で返した結果が「ああ、顔の穴が大きいなあと思った」とえくぼを大きい穴発言したので、不自由ながらも精一杯話してくれた日本語に対して失礼とは知りながらも、正直なはなし、会場中が笑いに包まれた。すると、百田さん、何を思ったか「近くで見ます?」とその青年の目の前でえくぼを見せるという行動に出た。こういう時のももクロさんは本当に自分たちの距離の詰め方が異常であることをわかっていなくて少し心配になるほどだ。目の前でえくぼを見せられた青年は、一瞬よろめいて倒れそうになっていた。これを見て、ああ、推しを誤って至近距離で浴びてしまったときのオタクの反応もまた、世界共通なのだな、と実感した。
あと、マレーシアから来たというノフがいたんだけど、マレーシアと聞くや百田さんが、「前にラジオにメールくださった方ですか?」と、ノフも言われてみればそんなメールあったっけ?どうだっけ?みたいなおぼろげな記憶をピンポイントで思い出すという超絶人たらしっぷりを発揮するなどしていた。
そういえばこのイベント、ちゃんと現地の方たちのために中国語と日本語の通訳の方がいたにも関わらず、ここで質問してくれる現地ノフたちはみな、流暢に日本語を操りももクロと普通にさらっとコミュニケーションをとっていた。
我々で言えば、大好きな女の子達が中国語をしゃべっているのでそれを覚えて会話するようなものだ。
周りの現地ノフも僕らに日本語で話しかけてくれたりしてて、好きが高じてその好きな子達が話す言語まで習得してしまうその情熱、そうさせるももクロの魅力に感動を覚えたりもした。

2部の綱引き大会は日本と台湾のノフが綱引きで勝負をするというなんとも謎な企画だったが、代表を決めるじゃんけんで知り合いが勝ち進み、選ばれた。その知り合い、なぜかじゃんけんに勝った瞬間にその場で泣き始め、その場を動けなくなり百田さんに「早く!」と急かされるなどしていた。彼は黄推しだったが、結局台湾チームに加勢したしおりんと同じ綱を引いたのでこれはもう実質接触
3部はスーパーボールキャッチでお見送りの有無を決めるというスリリングな企画。エスタシオン長谷川さんによる模範演技でのヘディングなどが見られ、結果、チャレンジ成功でお見送りしていただけることに。

そのあと、僕は抽選に当たりももクロさんとグループショットを撮っていただけることになったのだが、申し訳ない気持ちもありいいのかなー、と躊躇していると、周りの現地の人たちが「すごい!おめでとう!早く行きなよ!」「日本からきてよかったね!」などと後押しをしてくれたのだ。日本から来たオタクがグルショ枠を1個つぶして済まないという気持ちと、ももクロさんと写真を撮りたいという気持ちが一応戦ったのではあるが、この後押しもあり、まあ、結果的にはあーりんの近くに行って写真を撮ってもらいたい、が5回コールド勝利したため、グルショを撮影していただいた。
そのときに、また川上さんからの秋元先生的ないじりがあり、撮影前に、あーりんに「あー、そうだよね。ライブの時にずっと、いるなー!って思ってみてたの。」と言われたりするなどの大事件があったり、百田さんに割と真顔で「普段から(秋元康氏に)似てるって言われますか?」と聞かれるなどの小事件があったりしてグルショ撮影が終わり、お見送りタイムへ。
お見送りは限られた時間の中でなんとしてもちゃんと伝えるべきことを伝えねば、と思い、あーりんの目を見て「本当にありがとうございました!」と伝えることに成功。あーりんにも笑顔で「あ!ありがとうございました!」って言われて満足してしまい、ほかの3人の前を素通りするなどするという、単推しのとても悪いところを全面に出しながら無事終了。

ライブではメインディッシュを何皿も出され、「肉!肉!これも肉!次は肉の上に肉乗せて!最後に大きい肉!どーん!」ってなってたとこに、Vipイベでさっぱりしたシャーベットでも食べようかなと思っていたら、あーりんから生クリームたっぷりのパフェをいただいてしまったような、そんな台湾遠征となった。

テンションの上がった僕はあーりんの言葉を何度もかみしめながら、その足で空港へと向かった。前乗りしていた知り合いが同じ便で帰るということで便乗し、空港に着き、遠征で唯一台湾っぽいものを食べた。

2時10分発の便に乗るためにそのまま出国し、搭乗口へ向かった。

帰りの飛行機はほぼ気絶のように寝落ちしてまったく覚えていないが気が付いたら日本に着いていた。ありがとう飛行機。

かくして台湾滞在時間は入国から出国まで11時間たらず、という、ただただ、ももいろクローバーZを見るために台湾に入国し、ももいろクローバーZだけを見て出国した男の遠征は幕を下ろしたのであった。

日帰りでも行けたももいろクローバーZ ASIA TOUR Vol.1 台湾

2019年1月26日、台湾 Legacy Taipei

前日は夜まで普通に仕事し、当日の朝出発、翌日の昼には日本に戻らなければならないという状態で参戦してきたので記録をしておきたい。

旅程:

東京/成田 1000→(JW101✈)→台北/桃園 1325

桃園第1ターミナル1428→(空港MRT)→台北1504

台北→(板南線)→忠孝新生 1520ごろ

忠孝新生→(徒歩約10分)→Legacy Taipei

 

成田空港には8時半到着。第2ターミナルビル駐車場に駐車し、ターミナル連絡バスを利用し第3ターミナルへ。荷物はポシュレリュックと軽いボディバッグだけだったので預けるものもなく自動チェックイン機でチェックイン。両替などを済ませ保安検査から出国。9時半には顔認証ゲートで出国手続き完了。

顔認証ゲートで出国するとスタンプの押印は省略される。希望者はカウンターへ行き、そこで押印をお願いすることもできる。

搭乗ゲートへ向かい、知り合いと話をしていると搭乗時刻の9時40分に。ここまで特に何も問題なし。

飛行機に乗り込むもこの日はなぜか朝から成田近辺は雪のため除雪で離陸が遅れることに。およそ10分遅れくらいで離陸し台北へ。

1325到着の予定だったが離陸のやり直しなどがあり、1340ごろに到着。入国審査は行列が結構長く30分近く待たされたが、オンライン入国カード申請なども利用していたため特に書類などもなく、顔写真と両人差し指の指紋をとられて入国。

空港MRTに乗り込み台北へ。泊まりで台湾を満喫する人ならICカードの購入をおススメするが、ライブ参戦のためだけに来たぼくのような人間はそんなもんはいらないと言っていい。いつもニコニコ現金主義だ。

MRTは券売機でチケットを買うとコイン状のトークンが出てくる。トークンがICチップになっているようでこれをかざすと改札が開く。出るときは改札機にそれっぽい投入口があるのでそこにトークンを入れると回収され改札が開く。

MRTは快速と普通があるが、快速・普通ともにそれぞれ電車は15分に1本ずつ1時間に4本ずつが出ている。快速は36分、普通は50分で台北駅へ到着。

1428、第1ターミナル発の快速に乗って1504に台北駅へ到着。台北駅でさらに板南線に乗り換える。乗換は結構歩く。10分以上歩いて乗換駅に到着。

板南線は南港展覧館方面行で二駅3分ほどの忠孝新生駅で降りる。

忠孝新生駅から1番出口忠孝新生小学校方面に出てしばらく歩くと公園が見えてくるので、その公園のところをすぐ右に行くとLegacy Taipeiがある。

日本でチケットを買って現地で発券するときは歩いて5分くらいのところにFamily Martがあるのでそこまで歩いて行って発券する必要がある。道すがらも探せばファミマもあるのだろうが、ぼくは近くで発券した。

 

ライブのことは別の記事で書くが、やはり海外のライブ。セトリは鉄板。熱量は日本以上。最高のライブだった。

VIPイベントもいろいろあって最高の思い出をいただくことができた。

 

さて、帰り。

Legacy Taipei 2200→(徒歩)→台北駅 2230

台北駅 2240→(タクシー)→桃園空港 2340

台北/桃園 0210→(JW100✈)→東京/成田 0610

知り合いがホテルから空港までのタクシーをすでに手配していたので便乗させてもらうことに。会場から台北駅まで徒歩移動。知り合いと話しながら30分は歩いただろうか。台北駅に到着。この時点で現地時間2230。ここで台湾に到着してまともなカロリーとしてスプライトを摂取。

ここからタクシーで移動し空港着が2340ごろ。チェックインの前に食事をとることに。

 台湾らしいご飯はこれが最初で最後だ。よく頑張った、おれ。保安検査では特に何も引っかからずネタになるようなことも起きず出国審査もさらっと通過し搭乗ゲートへ。

待っているともうあっさりと搭乗の時間に。飛行機に乗り込み、台湾を惜しみながら離陸。気が付くとあっという間に寝落ちし、もう日本上空。成田に無事、着陸。

あっという間の0泊2日弾丸参戦は無事終了した。ご覧になってわかる通り、台湾観光はひとつもしていない。そう、ただ、ももいろクローバーZさんに会いに、あーりんに会いに台湾に行って帰ってきただけの男になってしまったのだ。観光したかったぜ。

 

ちなみに現地の通信は「遠傳」の5日間通信無制限SIMを日本で購入し、普段使っている端末のSIMロックを解除して使用した。Amazonで平日2営業日程度で購入できて、SIMを入れてアクセスポイントの設定だけ簡単なのを行ってすぐに使えたのでなんの問題もなかった。速度もツイッターで写真を上げるのには十分なものだった。

日帰りで5日間も要らなかったんだけど、800円だったのでそれなら、となんの躊躇もなく買った。結果、5日間はおろか、24時間すらつかわなかったけど、買ってよかったと思っている。*1

一部、別の設定が必要になる機種や使えない機種もあるようなのでそのあたりは自己責任でお願いしたい。

*1:5日有効ということは、この記事を書いている今も、台湾に持っていけばあのSIMで通信できちゃうね。

ロックインジャパン 参戦記 その8 行く道は煌々と 桃色に変えていく

怪盗少女の熱も冷めやらぬなか、しっとりとしたイントロがひたちなかの青空に沁みわたった。

10周年イヤーの今年、ももクロがこのフェスの出番を締めるに相応しい曲。クローバーとダイヤモンド。ももクロを、もしくはこの曲を知らない人がもしいたら、ぜひMVを見ていただきたい。(↓)


【ももクロMV】『クローバーとダイヤモンド』Music Video

始まりは、黒のバックにメンバーごとに微妙にシルエットの異なる白いワンピース衣装と大人っぽい髪型。ももクロと言えば「明るくて元気、だけど、ちょっとがちゃがちゃしてて子供っぽい」そんなイメージを抱いている方も少なくないだろうが、これも、彼女たちが10年という歴史を積み重ねて至った現在の等身大の彼女たちの姿である。10年の成長が彼女たちを少しずつ大人へと変えていった。その姿がこれだといってよい。

この曲はももクロの10周年のために作られたといっても過言ではない。

それが証拠に、2サビまでの雰囲気から打って変わって、ラスサビはいつものももクロを彷彿とさせる派手でカラフルな衣装、サンバを思わせるノリのいいリズム。そして、歌詞を読んでいただくと分かるが、この歌は決して順風満帆とは言えなかったももクロの歴史をぎゅっと5分に凝縮している。

2サビのあとの間奏では、昔の曲の一節を少しずつ引きながら、今までのこれからのももクロを示すように歌われる。

「笑顔と歌声で 積み上げた原石」「笑顔と歌声で 折れたりしない姿見せたい」「笑顔と歌声で 歴史刻もう」

そして、

「笑顔と歌声で あなたにもっと伝えたい 『ありがとう!』」

ももクロが僕らに向かって感謝を口にするのである。

だが、ありがとうと言いたいのはむしろ僕たちの方だ。君たちは決して順風満帆なわけでもなく、試練も数多く経験し、何なら半年ちょっと前には、揺るがないと思われていた5人のももクロが、形を変えてしまうという出来事に遭遇した。何度もあなたたちはももクロをやめることもできた。もっと楽な道もあったかもしれない。

でも、今、ここにいてくれること、それに感謝したい。

そんな気持ちが自然と口をついて、ももクロとシンクロして出てくる「ありがとう!」

そこにいたモノノフの思いはみんな同じだったんだな、と、のちのWOWOWでの放送を見て感じ取った。

そう、「ありがとう!」の大合唱。

10年続けてきてくれてありがとう。今もそこにいてくれてありがとう。いろんなことがあったけれど、これからも、ずっとずっと、ありがとう。

ありがとう!と叫んだあとは先ほども言ったように曲調ががらりと変わり、サンバを思わせるような明るい曲調になるのだが、僕も、周囲にいる知り合いたちも、そのリズムとは裏腹にタオルで目頭をおさえていた。

みんなその瞬間、同じ気持ちだった。

ももいろクローバーZのみなさん、ありがとう。

2018年のロッキンは10周年イヤーにふさわしい、ありがとうの大合唱で幕を下ろした。

一度は熱中症寸前、いや、気づかず熱中症だったかもしれない、死にかけたりもしたけれど、終わってみれば大満足のフェスだった。*1

<完>

*1:実は知り合いが二人ほど熱中症で救護室に運ばれていたのはまた別の話。みんな、命大事にな!!

ロックインジャパン 参戦記 その7 Yes! Yes! We are the momoiro-clover!

さて、自己紹介を兼ねた選手宣誓のあとは、そう。定番中のド定番。

今年は名刺をお渡しするのが大変遅くなりました!私たち、ご存知!そう!ももいろクローバーZです!と言わんばかりの終盤での「行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-」

この曲なら知ってる!というフェスキッズたちの反応が手に取るようにわかるのがとても面白い。

ZZになって、最初の名乗りの部分も「レニ、カナコー、シオリ、ササキアヤカ!」とうちの推しだけひとりフルネームになり、推しジャンも2連になってますます楽しさアップ!さすがあーりん!さすが佐々木彩夏

曲もアレンジが加えられ、よりバンドテイストが強調され、DMBの演奏との親和性も高まって最高の仕上がりに!

アレンジに関しては下のZZのアレンジャーであるinvisible manners さんのツイートおよびそれに連なるツイートをぜひご参照いただきたい。

 さて、ロッキンの怪盗と言えば「大天使様口上」のあの場面。そう、去年は皆でサークルを形成し、中央に向かってそれぞれが推しの口上を叫んだあのシーンが懐かしい。(下記2017参戦記参照)

 

konnichiarin.hatenablog.com

 今年は、というと、今年もまたカオスな口上タイムが戻ってきた!そう、普段のライブでは大天使様口上ですら打つ人が徐々に減っているとも噂されているわけだが、なんのなんの、ロッキンではだれが何を言っているのかわからないレベルでみんなが推しへの口上を叫ぶカオスからの、ももクロMIXの「れに!かなこ!しおり!あーりん!い!く!ぜ!ももいろクローバー!」でぴたっとそろう一体感に今年も鳥肌。

PA前は手練れのノフのすくつ*1だったため、口上もコールもフリコピもすべてが今日イチなのではないかというレベルに濃い怪盗少女であった。

周囲の色を纏わないおそらくは非ノフであろう人たちもこの有名曲に大満足といった雰囲気。

大盛り上がりのなか、いよいよ残すは一曲となった。

(次回へ続く)

ロックインジャパン 参戦記 その6 やまない雨なんかない 光を信じて

さて、ここでMCが入るのだが、MCではまだももクロ見たことない人がどのくらいいるのか、という、フェスではある意味お決まりのやり取りに。しかし、ここがももクロちゃんの謙虚さといじらしさ、かわいらしさなのである。そのときのことをつぶやいたツイートでご紹介したい。

そんなに好きなわけじゃないけど見に来たっていう人たちに向けて、「好きになってください」と直球勝負のれにちゃん、そして、それを聞いて、「なら、ちゃんと4人で言おうか」と、なんの躊躇も戸惑いもなく、素直に改めて4人で頭を下げて「ももクロを好きになってくださーい!」というメンバー。最高だと思いません?

そんなほっこりエピソードの後に満を持して登場したのは、そう

\てってー!/

ももいろクローバーZの自己紹介曲、Z伝説~ファンファーレは止まらない~

この曲の元となったZ伝説~終わりなき革命~は、ももクロが5人になって初めてのシングルだった。そして、それから約7年の時を経て、再び形を変えることとなってしまったこの曲。

思えばこの曲は転換期のももクロ自身を鼓舞するための歌でもあった。そして、本当の意味での自己紹介曲は、怪盗少女ではなく、この曲である。

4人の決意。4人の思い。たくさん詰め込まれたこの曲が、このロッキンで披露される。つまりは、これはももクロの「宣誓」なのだ。これからも、私たちは4人でも変わらず強く、気高く、楽しく、うるわしく歌い続けていく、ということを、新しい門出を改めてノフ以外の人もたくさんいるこの場で、みんなの前で宣誓したのだろう。

あの東京ドームの日の声とはまた一味違う、力強い百田さんの声が響く。

「ついてこいやぁ~!!」

もし、あなたがノフではなく、ももクロのその歴史を知って間もないとしたら、これだけは知っていていほしい。このセリフはとても、とても大きなセリフなんだと。

1月21日に僕たちにとっても、そして、当然、あの子たちにとっても大切な、それはそれはとても大切な、かけがえのない、失いたくない仲間が去っていってしまった日、百田夏菜子はこのセリフをファンに向けて今こそ投げかけるべきとわかっていた、わかっていたのにも関わらず、そのセリフを口にすることができなかったのだ。*1

悩み、苦しみ、葛藤し、いろんな思いを巡らせて、あの日、口にすることができなかった、一番言わなければならないだろう言葉を、今、やっと彼女は、心の底から言ってくれているのだ。

途中に、Red! Yellow! Pink! Purple!と色名とともにソロパートが出てくるのだが、2コーラス目は、その途中に「Blue! あ… Green! おお!!」と少々自虐的に過去に在籍していた2人のカラーも織り込まれているのもももクロらしい消化の仕方だ。

フェスに来た人たちが、誰が誰だかまではわからなくても、とりあえず、あの赤の子キレイだね、とか、ピンクの子かわいいね!っていう感じで興味を持ってくれればいいな、そんな気持ちで、4人を見ていた。

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さて、曲中の組体操は4人のものに形を変え、あーりんを土台に、百田さんがその背中に乗り、横から玉井さんと高城さんが手を添えて支えるスタイルへと変貌した。

ならば、俺たちも見せてやろう。僕は、知り合いの赤推しに目で合図し、すっとあーりんと同じ低い姿勢をとった。気が付いた赤推しはその背中に乗り、周囲をノフが支えた。

いつもの指定席ライブではフェスならでは組体操がばっちり決まる。がっちり握手を交わして2人はまた散っていく。

こんな楽しみ方もあるんだよ、と周りの非ノフにも伝えられただろうか。

まとまりない内容になったけれどまあいい。次回!

(次回へ続く)

*1:もちろん、そんなことは嘘でもいいから発してしまえばよかったかもしれないのに、それは、彼女の愚直なまでのまじめさが、嘘のつけない性格がそうさせてしまったのであろうと思われる。そして、細かいことなんてどうでもいいから、今こそこれは絶対に言わなければいけないと思った高城さんが大きな声でこの言葉を発してくれた、というエピソードも付け加えておこう。

ロックインジャパン 参戦記 その5 でもキミへの僕の想いはこの空よりも大きいから

チルアウトといっても過言ではなかった心地よいRe:Storyを終えると、あの聞き慣れたピアノの伴奏が始まった。

伴奏の終わりとともにすっと皆がペンライトを上に掲げる。

「笑顔が止まらない! 踊るココロ止まらない! 動き出すよ キミの元へ 走れ!走れ!走れ!」

僕たちが何度も聞き慣れたあのフレーズ。フレーズに合わせてすっと一色ずつペンライトが下りていく。4色目のピンクが下りたその刹那、始まる。

「あーーーーーーーーーーー!うりゃ!おい!」

会場を包むいつも以上の一体感。多幸感。やっぱり、この曲は強いのだ。怪盗少女のカップリングとして、2曲セットでメジャーデビュー初期のももクロを代表すると言っても過言ではない曲。

サビの振り付けも少し彼女たちはアレンジし、いつもの振り付けではなく、手を左右に振っていた。これにより、曲を知らないいわゆる非ノフも、大きく手を振るだけで一体感が得られる。ももクロの怪盗のにぎやかな感じしか知らない人たちにとっては新鮮にも映るだろうこの曲こそ、実はフェス映えする名曲なのではないだろうか。

百田さんはラスサビでいつものように僕たちにこう言う。

「一緒に歌ってくださーい!」

ここで一緒に歌えたのは、もしかしたら、あそこに集まった数万のうちのほんの一部、カラフルな一角だけなのかもしれない。ほとんどの人は歌うこともままならず手を振るだけだったかもしれない。けれど、その声は思った以上に大きく会場を包み込んでももクロの声と溶け合い、ひたちなかの空に吸い込まれていった。

怪盗少女がももクロを代表するももクロ自身の自己紹介の曲ならば、この曲はももクロと僕たちの一体感を示す、ももクロとモノノフの作るライブの紹介曲なのかもしれない。

ラスサビを枯れそうな声で歌いあげ、うりゃ!おい!を決めた僕たちの多幸感こそ、ももクロのライブの楽しさなのだ。

その楽しさの片鱗でもいい。ほんの少しでもいい。後ろにいるであろう、ももクロにお初にお目にかかる人たちの誰か一人にでも届いてほしい。この楽しさ、一体感、伝われ。こんなに幸せにしてくれるももクロを好きになってくれ。

そんな気持ちで走れ!を終えた。

(次回へ続く)

ロックインジャパン 参戦記 その4 眩しい太陽が嫉妬したから

ポカリスエットを見事にサークルで紛失し、「もはやこれまで、ひたちなかで僕は死ぬ。ももクロを見ながら」という覚悟まで決めたココ☆ナツ

しかし、神はすぐそばにいた。超絶イケメン自転車乗り男、たっぴ~である。

彼がMCの間にいなくなっているのは何となく気が付いていた。その彼が袋に何かを詰め込んで帰ってきた。その袋をどさっと目の前に置くと、「はい!死んじゃうから!」とポカリスエットを手渡してくれたのだ。

そう、彼はMCの時間を利用して周りの人間のためにポカリスエットを買ってきてくれたのだ。なんとイケメン。なんと神。もう抱かれてもいい。そこまで言いかけて隣の娘と目が合い、口をふっとつぐんだ。

この給水により息を吹き返した我々に、ももクロさんが聞かせてくれたのは、この夏の新曲「Re:Story」だった。

少し疲れた体にちょうど良いミディアムテンポのメロディー、そして、風のように心地よく通り抜けるももクロの歌声。コールもフリコピもサークルもいらないこの曲に少しだけ体を揺らしながら、突き抜けるくらいに青い、青い空を見上げた。

君が直ぐそばに居てくれたら まぶしい太陽ですら嫉妬してしまうほど」

彼女たちがそう歌った刹那、まるで僕たちの直ぐそばにももクロの4人が居てくれることに太陽が嫉妬しているかのように少しだけ雲にその顔を隠した。海から吹き抜けるやさしい潮風が、どこまでも4人の歌声を運んでいた。

ミディアムテンポのメロディーとやさしい歌声と太陽を隠す雲と潮風、そして冷えたポカリスエットで息を吹き返した僕たちは静かに青い空を見上げながら次の曲を待った。

(次回へ続く)